2006/02/03 (Fri)
 
節分に恵方巻きをいただくという習慣は 我が家には無かったのだったが
今年はじめて それをおこなった。南南東を向いて もぐもぐたべた。
玉子焼きやうなぎやきゅうりのはいった特大の太巻きは 手作りのものではあったが
コンビニやスーパーの策略に まんまと嵌ってる感は 否めなかった。
2006/02/06 (Mon)
 
おおきなショッピングセンターに 連れていってもらった。
まずは KALDI という 外国のたべものがたくさんならぶお店へ。
このお店では たいていいつでも コーヒーの試飲をすすめられる。
ミルクと砂糖の分量が絶妙で いつでもおいしく頂く。
そののち 待ち合わせ場所をスタバの前と決めて 別行動。
妹とわたしは 見たいお店がちがうから そうしたほうが都合が良いのだった。
わたしが ヴィレッジヴァンガードやピアスやメガネをみているあいだ
妹は スカートやらキャミソールやらスーツやらみてまわっているんだろう。

ヴィレッジヴァンガードでは とりわけおもしろいものは見つけられず
メガネやさんで いろいろなかたちのフレームを試しにかけてみたのち
雑貨のおみせで 細工がうつくしい蝶々のピアスを購入。

妹と合流して スタバ。
妹は カフェモカ。わたしは モカバレンシア。

帰り道 しろいものがちらちら舞うなかを 妹の車は 果敢に走り抜けた。
今夜は きっと 積もるんだろう。

さといもの翡翠煮。牡蠣フライ。
2006/02/07 (Tue)
 
夜のあいだ うっすらと積もりはじめていた雪は 目が覚めてみると 跡形も無かった。

よく眠り よく働き よく食べる。
鮭のムニエル香味野菜のせ。鳥皮と茄子の炒めもの。鳥団子鍋。
2006/02/08 (Wed)
 
散歩の途中 立ち止まり 夜空を見上げる。
清けき 星のひかり。あたまのうえの 月のひかり。
冬の 凛とした空気 つめたい夜気のなか おもうあれこれ。
深呼吸。おおきく 息を 吐いて 吸う。
ときどき立ち止まり ときどき見上げる。
ゆっくり ゆっくり。

えびフライ。菜の花のおひたし。豚のしょうがやき。
2006/02/09 (Thu)
 
いくつもの偶然がかさなって 今が在るのだということ。
此処で こうして 息をしていること 生き永らえていること。
まばたきのスピード 頬のぬくもり 皺のひとつひとつ 指先の感覚。
ちゃんと血が通っている あたたかいてのひらを ふしぎな気持ちで眺めている。
この躰が 今この刹那 此処に存在することの奇跡について 考えつづけている。

そうして わたしは 何処へ向かっているんだろう?
きみは 今 何処に居るんだろう?

ふと手にとった小説は そのような考えと ほんのすこしリンクするところがあって
なかなかおもしろくって 一気に読み了えた。

菜の花といんげんの クリームスパゲティー。
2006/02/14 (Tue)
 
ペットショップに行ったら ミニブタが 店内を走り回っているところだった。
首輪をして青いリードを引き摺りながら 商品が陳列された棚のあいだを走り回っている。
若いおとこの店員さんが見張っていたけれど お店のなかで 放し飼いのような状態。
店員さんが 『ぶう! ぶう!』 と呼ぶと 鼻をぶひぶひ鳴らしながら 駆け寄る。
店員さんが歩きはじめると そのあとを とことこついてあるく。
走り回っているとちゅうで わたしのすぐ傍までやってきて 足元にまとわりついた。
踏まないように じっとしていたら ぶひぶひ云いながら 走り去った。

ガトーショコラ。グリコとろ〜りクリームonプリン。
2006/02/15 (Wed)
 
吹く風がなまぬるく たいへんあたたかく感じる。
陽気に誘われて 犬の散歩は いつもよりも長め。
ちかくのおおきな公園を ぐるり一周するコース。
おともだちの犬に会ったり 池にうかぶ水鳥を眺めたり。

おからコロッケ。ハーゲンダッツ チーズケーキ。
2006/02/18 (Sat)
 
鳥の声で 寝覚める。
窓のそと 金木犀や南天が茂っているあたりから 聴こえてくる。
ぎ〜! ぎ〜! という やかましい鳴き声の主は オナガにちがいない。
布団にくるまったまま 目を閉じたまま オナガの うす青いうつくしい姿を 思い浮かべている。

ルシアンクッキー さくさく さくさく。
2006/02/23 (Thu)
 
県立美術館 『古川龍生 田園のまどろみ、都会のまぼろし』 という展覧会。
古川龍生という版画家さんは 気に入った色に刷れるまで幾度も試し刷りをして
作品としては 2〜3部 或いはたった1部しか刷りあげなかったという 拘りのひとなのだった。
田んぼや畑の風景 花瓶に飾った野の花 昆虫たちのようす スポーツをする人々
都会のビルや街のようす 海の風景 生涯のこされた作品たちが ずらり並んでいた。
『読書』 という作品は 習作と本刷りが ふたつならべて掲げられていて
比べてみてみると 本刷りのほうが なるほど色がきれいにでていた。
全体的に色彩がやさしくて ほんわかしていた。

作品を見終えて スロープを降り ミュージアムショップに出る手前のスペースには
古川龍生展記念 木版画年賀状コンクール 『美術館に年賀状を送ろう!』
というイベントの 応募者の作品が もれなく展示されていた。
小中学生のもの 高校生以上の大人のもの それぞれに趣向を凝らした版画の年賀状。
戌年ゆえ 犬をモチーフにしたものが多かったが そうじゃないのもあった。
すきな作品に投票するっていう企画がおこなわれていたので 挑戦してみた。
いちまいいちまい つぶさに観てまわり ちょっとした審査員気分を味わった。
そのスペースの中央には ガラスのショーケースが置かれていて
なにかしら と みてみたら 古川龍生さんの描かれたハガキが 22枚 展示されていた。
年賀状が 21枚。クリスマスカードが 1枚。どれもこれも とても手の込んだ版画の作品。
このようなすてきな年賀状が毎年送られてくるなんて 古川龍生さんのおともだちは
毎年しあわせで 毎年たのしみだったろうなあ などとおもいながら じろじろみた。