2006/01/01 (Sun)
 
徹夜のまま じゅうなんじかんの労働になだれこんだ。大みそかの大仕事。へとへと。
日付けが替わるまえに眠りにおちてしまって 年越しの瞬間は 夢のなか。
いつのまにか あたらしい年がやってきていた。

だいすきなバンドがでてくる 夢をみた。
そのバンドのライヴはいつも おおきなホールでみていて ちいさなライヴハウスでみたことはないのだけれど
夢のなかでは こぢんまりしたライブハウスにいた。ライヴがはじまるのを 待っているところだった。
5人のメンバーが つぎつぎにでてきたのだったが だいすきなギターのひとがあらわれたあたりで
おかしなファンがステージに乱入して ギターのひとに襲いかかり ライヴが中止になってしまう という夢。
すてきな演奏が聴かれなくて 残念におもいながら 寝覚めた。

豆乳をいれた あたたかいコーヒー。まわりがさくさくしている てづくりのチーズケーキ。
2006/01/03 (Tue)
 
ざんざん降りしきる雪のなか 露天風呂。
お湯のなかのからだはあたたかいが 顔や肩には雪が刺さるように降りそそぎつめたい。
雪山で温泉に浸かり暖をとる ニホンザルのきもちがすこしわかる。
空を見上げ 雪が降ってくるようすを 観察する。
いろいろなかたちで落ちてくる 雪のつぶの ひとつひとつ。

黒ごまソフト。高菜ピラフ。温泉たまご。
2006/01/04 (Wed)
 
真夜中 しぶんぎ座流星群の観測 いちじかんくらい。眠気寒気との たたかい。
セーター2まいのうえに ダウンコートを着て マフラーぐるぐる巻きで 毛糸の帽子。
スタバのタンブラーに あたたかいコーヒーをつめて ぐびぐび飲みながら よく晴れた夜空を見つめつづける。
北斗七星が うつくしく ななつ 並んでいるようす。
みえた流れ星の数は ややひかえめなかんじで よっつ。
よっつめは ちからづよく輝いて消えて とても綺麗だった。
2006/01/06 (Fri)
 
ひときわ 寒い。
部屋のなかの気温が 冷蔵庫のなかの温度よりも低くて おどろいた。
雨戸によって寒さから護られているはずの窓さえも 凍てついて開かなかった。
つめたすぎる水に 指の先を赤くしながら 洗い物をやっつけた。
2006/01/07 (Sat)
 
のし袋の模様のひみつだとか キャベツの花はどんなふうに咲き誇るのかだとか
午後のひととき テレビ番組を 興味深く観た。

コンソメ味の 洋風七草がゆは 七草ではない野菜がふんだんに入っていた。
にんじんだとか 玉ねぎだとか 大根だとか。
2006/01/08 (Sun)
 
ささやかな労働。心地よい疲れ。みちたりた眠り。

ハーゲンダッツ ブラックセサミ のどにひっかかるほどの 黒ごまの ごまごましたかんじ。
2006/01/09 (Mon)
 
体重計の示す 未だ嘗て見たことの無い数字。
いままでの人生で いちばん重たくなっている。
そのことは わたしを 随分安心させている。
安心というか 油断というか。

ごま堅焼せんべい。はちみつ揚せんべい。
2006/01/10 (Tue)
 
近所で飼いはじめられた ちゃいろい子犬と 出会った。
この冬にうまれたばかりとおぼしき ちいちゃなからだ。くるくるうごく瞳。
好奇心に満ち溢れて あちこちきょろきょろしている。なんてかわいらしいのかしら。
うちの犬ったら そのかわいらしい子犬に 隙あらば噛み付こうとしているので 恐ろしかった。

チョコレート工場について書いてある本を 読んでいるところ。
マクビティーミルクチョコレートダイジェスティブビスケット。チロルチョコきなこもち。
2006/01/11 (Wed)
 
ひじきと大豆とブロッコリの 豆乳クリームスパゲティーを こしらえて
すっかり全部いただくと 途端にねむたくなって 暫し うとうと。
ちょっとだけ眠ったあと あたたかいファンヒーターの前に ごろり寝転んで
チョコレート工場について書いてある本を 読み終えた。

夜の散歩は すっかり暗くなってから。
夜空にうかぶ うろこ雲が 月のひかりに照らされている様子。
2006/01/12 (Thu)
 
宇都宮美術館 『版画に見る印象派 陽のあたる午後、天使の指がそっと……展』 という展覧会。
エッチングや リトグラフの 作品たち。
ミレーの 『落穂拾い』 『種撒く人』 の 版画ヴァージョン。

ロドルフ・ブレダンというひとの 『よきサマリア人』 という作品が すばらしかった。
じつに緻密に 聖書の一場面が 描かれている。
作品の隣に 解説があり 作者の略歴が載っていた。
『家族とは離れ、次第に視力を失いながら極貧のなかで死去する。』 という一文があり
たいへんせつなくいたたまれない心持ちになり 作品のまえでぼんやり。

企画展よりも たのしみにしていたのは コレクション展だったので いそいそ つぎの展示室へ。
『You & Me & Poster きみとぼくとポスター』 という 展覧会。
おおきなポスターくんの絵が 入り口のまあるい柱にぐるりとあって お出迎えをしているよう。
展示室は みっつのテーマに区切られていて ひとつひとつのテーマごとに
100%ORANGEのひとによる ひらがな多めの わかりやすい解説があった。
100%ORANGEのひとのでは無いポスターばかり飾られていて やや拍子ぬけ。
てっきり 100%ORANGE展だとばかり思い込んで出かけたのだったが
『100%ORANGEのひとの協力によるポスター展』 ということだったようす。
それでもあきらめずに みっつのテーマを観終えると つきあたりの
ふだんは休憩室になっているガラス張りの小部屋に おおきなテーブルが置いてあって テーブルのうえに
100%ORANGEのポスターが 9点ほど 手にとって自由に見られるかたちで 展示されていた。
Yonda?パンダやら おとこのこやら おんなのこやら SMAPやら。
ちいさなテーブルも置いてあって そちらでは 記念スタンプが押せるようになっていた。
青いインクの ポスターくん。パンフレットに ぺたり。

ミュージアムショップの横の壁に 写真パネルが何枚も貼り付けられていた。
去年の11月 100%ORANGEのおふたりを招いてひらかれた 『きみとぼくとワークショップ』 のようす。
参加したかったのだけれど あいにく日曜日で 行かれなかったのだった。
めがねのおとこのひとが及川さんで 花柄ワンピのちいさなおんなのひとが竹内さんのようだった。
サーカスのポスターを製作するという課題。参加者のみなさんのたのしそうなようす。
その写真のなかに 妹の姿を発見。ゾウのかたちに 画用紙を切り抜いたりしている。
日曜日がおやすみのひとは うらやましいなあ。

ミュージアムショップで 100%ORANGEのポストカード 宇都宮限定の絵柄 2パターン購入。
かわいらしい ポスターくんの絵柄。
2006/01/13 (Fri)
 
母親の従兄弟が 亡くなったという報せ。
一度二度会ったことがあるはずのその方の お顔がうまく思い出せない。

大蒜たっぷりの 馬刺し。柚子胡椒の ぴりりとした辛さ。
2006/01/15 (Sun)
 
『女将三代』 というタイトルのドキュメンタリーは ふとテレビを点けたらやっていて とちゅうから観たのだったが
わたしとおなじ年頃の 若女将が泣いたり笑ったり 奮闘しているさまに 次第に真剣に見入った。
若女将のお義母さんである 女将は 声が山岡久乃に似ていて かっこよかった。
女将が発見したという お客さまの履物を揃えるときの極意は 興味深かった。
へりから5センチ離して揃えると お客さまが履きやすいのだって。
『へりから5センチ』 を こころのメモ帳に めもめも。
女将は 『にじり膝』 という技を 披露していた。
宴会のとき お客さまのあいだをお酌してまわるときには お客さまよりも目線が高くならないように
けして立ち上がらず 膝を使って 座ったまま移動するのだって。にじりにじり。
いつまでも働けるように 毎晩眠るまえに 膝のマッサージをする女将。
おしごとに対する情熱を ひしひしと感じた。
うつくしい ひざこぞう。

女将が 先代女将から譲り受けた由緒ある帯を 若女将に譲るシーンでは おもわず ほろり 涙。
2006/01/21 (Sat)
 
はつゆき。
ちらりちらりしろいものが降ってくるのだったが アスファルトをしずかに濡らしてすぐに融けてしまって ちっとも積もらない。

ビタワンがなくなりそうなので 買いにでかけた。

ついでに ペット売り場を うろうろ。
ミニチュアシュナイザーやらゴールデンやら柴犬やら 子犬たちを眺めて しばらくぼんやり。
リスザルのかわいらしさに くぎづけ。おねだん よんじゅうごまんえん。
手足は黄色い毛で覆われ くちのまわりはグレイ 茶色いちいさい爪 かわったかたちの耳。
くろく濡れたまるい瞳は たいへん落ち着きが無く きょろきょろ あたりを見回しつづけている。
スキニーギニアピッグというなまえの子にも こころ奪われ しばし観察。
両てのひらをひろげた上に乗ってしまうほどの ちいさなからだ。目つきが とても凶悪そう。
はだかの うすももいろの皮膚に 固そうなごわごわした金色の毛が ちらほら生えている。
ガラスの水槽に 入れられている。赤い色のライトが 当てられている。
さむいのか 藁のようなものが敷きつめられた上で ずっとじっとしている。
ピッグというなまえだから ミニブタのなかまなのだろうとおもって みていた。

おうちに帰ってきて スキニーギニアピッグについてしらべたら
ミニブタのなかまではなく 毛のない種類のモルモットなのだとわかった。
ブタそっくりだけれど ネズミのなかま。
2006/01/27 (Fri)
 
インバータデスクスタンド を 買い求めた。
全体にしろいいろで グレイのまるいスイッチがある。
ちらつきが無く目にやさしい とか 電気代さんぶんのいち とかいう 謳い文句。
電気スタンドがこわれてからというもの 暗い日々を送ってきたが これであかるく暮らすことが出来る。ほくほく。

ついでに ペット売り場を うろうろ。
スキニーギニアピッグのところに行き ネズミ・・・ネズミ・・・ とおもいながら眺める。
なるほど 凶悪そうな目つきといい 顔つきといい いかにもネズミのなかまである。
リスザルは ケージごと 跡形も無く 居なかった。売れてしまったようすで 少々 しょんぼり。
かわりに ミニブタが 入荷していた。こんどは ほんとうに ブタのなかま。
首からうえの毛は黒く からだはうすももいろで ところどころ黒い斑がある。
膝の高さほどの囲いのなかに 入れられている。
えさ皿のなかに レタスの切れ端のようなものが ひとちぎり あったので
指でつまみあげ ミニブタの口のちかくに 持っていってみた。
ミニブタは ちらり口をひらき レタスの切れ端のようなものを もしゃもしゃたべた。